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武田レッグウェアー創業40周年に寄せて
みなさんこんにちは。武田レッグウェアー株式会社代表の武田大輔です。
2022年1月29日、弊社は多くのお得意様、お取引先様、そして応援して頂く多くのファンの皆さんに支えられながら、40周年を迎えます。
「武田レッグウェアー」という社名は、創業者で現会長の武田進が42歳で靴下編立工場を起業した際に、「レッグウェアー(足に着る服と言う意味)」と自身の苗字の「武田」を合わせて付けたものです。
地元のみずほ台に合わせ”みずほニット”などとする案もあったそうですが、当時では馴染み薄かった「レッグウェアー」という言葉を会長がふと思いつき、採用されました。結果として「レッグウェアー」という言葉が現代では当たり前のように使われるようになった事が、後々の特許や未来を見据えたモノ作りに通じているように私は今感じています。
そんな会長が常にお客様の声に耳を傾け続け生まれたのが、靴下業界で初めてとなる「右と左のつま先形状を持ったソックス」でした。私自身もこのソックスに足を入れた時の衝撃が無ければ、武田レッグウェアーに入社する事はありませんでした。
入社した私が最初にした仕事は、会長の構想から出来上がった右・左ソックスの特許登録させる事。
そしてこのソックスを従来のお客様にも有効に使って頂きながら、自社のブランドとして育てる事を考え始めました。その結果がこちらのページの年表です。
この年表に掲載したことはごく一部。すべての商品一つ一つに開発から発売開始までのストーリーがあります。
それらの商品開発の根幹となっているのは、「素足感覚のモノ作り」です。素足感覚はもちろんソックスについての事でもありますが、私にとってはウェアもアクセサリーも、この感覚が基礎となっています。
こうして作られた商品は皆さんの手に渡り、多くの方々のスポーツや生活に笑顔と幸せな時間を創ってくれていると信じています。しかし時々、役目を達成できず戻ってきてしまう商品も居ます。それは私にとっても商品にとっても悲しい事です。ただ、その商品は、ただ戻ってくるのではなく、とても貴重な情報が多く含まれて戻って来るのです。
そして100%戻ってこない商品など無いと気が付いたとき、「モノ作りに完成はない」と私自身も気付いたのでした。
時代背景に合わせ素足感覚を保ちながらも強度を上げ、今まで以上に長く使って頂けるモノ作りをしてきました。1.5足販売システムで更に長く使っていただく方法も構築。2021年からはソックスの資材削減を一部商品から開始しています。そしてこの流れは更に続き、来年2023年からは再生糸による持続可能なモノ作りを開始予定です。
私達が提供し続けたい事は、過去も、今も、未来も、「笑顔と感動、そして豊かで幸せな生活」。
その提供方法は時代と共に変化をし続けるでしょう。それでも私達の考えは変わる事がありません。
次の40年に向けて今年、再スタートします。
武田レッグウェアー創業40周年に寄せて。
武田レッグウェアー株式会社
代表取締役
武田 大輔