足首を捻挫!湿布orテーピング。効果がある処置はどっち?

足首を捻挫!湿布orテーピング。効果がある処置はどっち?

競技の種類は関係なく、スポーツをするほとんどの方は足首を捻挫した、もしくは捻挫までいかないにしても軽く捻ったことがあると思います。

また普段の生活でも歩いていればつまずいたり、階段を踏み間違えたりなど足首を捻ってしまう危険性は色んなところにあります。


足首を捻挫したとき、湿布を貼るか、テーピングを巻くかで迷うこともありますよね。

何をするにも足首は使うのでできるだけ早く治したい、試合を続行したり動く必要があるので少しでも和らげるには?など、本記事では湿布、テーピングの紹介、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。


■目次

・足首を捻挫したらまずやって欲しい応急処置

・湿布処置によるメリット・デメリット

・テーピング処置によるメリット・デメリット

・湿布した上で足首をテーピングする

・完治期間はどのくらい?

・まとめ



足首を捻挫したらまずやって欲しい応急処置

捻挫の症状とは

そもそも捻挫とは接触や転倒などによる力で関節が稼働域を超えてしまい、靭帯や腱や軟骨が傷ついてしまうことをいいます。

傷付いた関節の血管が内出血をすることで患部が腫れてしまい、こうした炎症や傷などにより発痛物質が作られて痛みを感じます。

やはり足首に多く起こるケガですが、関節であればどこの部位でも捻挫する可能性があり、突き指も捻挫の一つです。

 

捻挫は程度により3つに分けられます。

 

I度

痛み、腫れともに軽く、靭帯の一部分が断裂しているか伸びている程度

 

II度

靭帯の部分断裂が起きて、痛み、腫れもあり関節の動きに制限がかかる程度

 

Ⅲ度

靭帯が完全に切れてしまい関節が不安定な状態。痛みや腫れも強く、足の場合歩行は無理。

 

まずはRICE処置

外傷を負ったときは悪化を防いだり痛みを抑えるためにもまずRICE処置をしましょう。

これは捻挫だけでなく、肉離れや打撲にも有効ですのでぜひ覚えておいてください。

RICE処置とは4つの手順の頭文字を取った言葉です。

 

Rest(安静)

ケガをしたらまずは安静にしましょう。

安静とは横に寝かせるということではなく、患部を動かさないようにするということです

 

Ice(冷却)

冷やすことで体温を下げることにより毛細血管を収縮させて腫れや痛みなどを抑えます。

冷却スプレーは一時的なものなのでなるべく氷を使ってください。

 

Compression(圧迫)

患部を圧迫して内出血や腫れを防ぎます。

スポンジやテーピングパッドを腫れが予想される部位にあててテーピングなどで少し圧迫気味に固定します。

 

Elevation(拳上)

患部を心臓より高い位置に保つことによって血液が心臓に向かって流れるようにして内出血による腫れを防きます。足首の場合は座布団やクッション、毛布などで高さを作って患部の下に敷き安静を保ちます。

 

RICEで応急処置をしたあと、湿布にするか、改めてテーピングを巻いて対処するか悩みますよね。

次項ではそれぞれのメリット・デメリットを解説していきます。

 

湿布処置によるメリット・デメリット

メリット

湿布の一番のメリットはやはり技術を必要としないことです。

誰でも、もちろん自分でもすぐに貼れるというのはケガをしたときの大きなポイントとなります。

湿布でも温湿布なのか冷湿布なのかで迷うこともあると思います。実は鎮痛成分はどちらも同じことがほとんどで、基本的には貼って気持ちがいい方を使えばいいです。捻挫や肉離れなど炎症を起こして腫れている場合は冷湿布、腰痛や肩こりなど血行を促進することで症状が軽減されるものには温湿布が有効だと思います。

冷たい感触などは比較的早く消えてしまいますが、鎮痛成分も同時に消えるわけではないので効果が継続する時間は外箱などで確認してください。

 

デメリット

湿布は簡単に使えて、貼ったときなどの温冷感も気持ちいいので連続して使用したくなります。

しかし湿布は"経皮吸収型鎮痛消炎剤"という、皮膚から鎮痛成分を吸収させて全身にまわすものです。

製品によって濃度が変わりますが、光線過敏症、皮膚障害、臓器障害の副作用を起こすこともあり、喘息を持っている方には喘息を誘発してしまうものや、妊婦さんには使ってはいけないものもあります。

経口薬には気を付ける人も多いと思います。怖がりすぎる必要はありませんが、"湿布2枚=鎮痛剤1錠"という考えもあるくらいですので、経口薬と同じくむやみに使うのは控えて必ず用法用量を守るようにしましょう。

テーピング処置によるメリット・デメリット

メリット

テーピングは関節を固定することで患部を安静にでき、湿布のような薬剤を使わずに痛みを軽減することができます。

適度に固定することにより関節の可動域をあえて制限することでケガの予防や、試合を続ける場合にも痛みを抑えてくれます。

またや一度ケガをしてしまうと再発などの恐怖心が生まれてしまいます。それを完全に取り除くことは難しいかもしれませんが、心配な箇所をテーピングで巻くことにより精神的な安心感を得て思いっきりプレーができるようになります。

 

デメリット

テーピングのデメリットは誰もが巻けるわけではないということになると思います。

患部にある程度の力がかかるように巻くので間違った巻き方をしてしまうど症状の悪化や別の症状を出してしまいます。

湿布に比べて時間がかかったり巻くときに痛みを伴うというのも敬遠される理由になってます。

しかし簡単な巻き方なら自分でも覚えられますし、最近はテーピングの認知度も上がってきて専門医やフィジカルトレーナーなどの専門家の人数も増えてきており、やはり固定できるメリットを大きく感じる人も多いです。

 

湿布した上で足首をテーピングする

ケガの度合いやその後に試合を続けるのか、歩かなければいけないのかなど、状況によって最適な対応は変わってきますが、患部を冷やしながら関節も固定できるため、湿布をした上でテーピングをするのがベストになります。痛みを緩和しながら悪化を防ぎ動くことも可能です。

 

巻き方や使用量に注意しなければならないのは先述しましたが、試合や大会に出る方はテーピングや湿布などを巻いたままだと警告、または失格になることもあるので必ず主催者や審判に事前に確認しましょう。

 

練習しているとき日常生活でケガをすることももちろんあります。湿布を貼るか、テーピングを巻くか、両方使うかの前にそもそもそれらが無いことには選択できません。

救急箱などの中身は定期的に確認、補充をしておきましょう。

 

完治期間はどのくらい?

捻挫の症状、程度別による完治期間のおおよその目安は以下のようになります。

ケガ直後は基本的に全程度RICE処置を行ない、その後は専門医に診てもらうようにしてください。

 

歩けるレベルの時

I度程度の捻挫です。安静と固定で対処します。

1週間ほどで治ります。

 

歩くと明らかに痛い時

II度程度の捻挫です。靭帯の部分断裂が起きています。安静とテーピングでは難しいときにはギプスなどを使うときもあります。

3〜4週間が完治の目安です。

 

歩けないほど痛い時

Ⅲ度程度の捻挫です。靭帯が完全に断裂している状態。

手術が必要になりギプスで固定します。

完治までは2〜3ヶ月くらいかかります。

 

 

まとめ

足首を捻挫したとき、両方使えれば湿布とテーピングをしたほうがいいですが、特に好みなどがなく片方だけで考えるなら、運動その他体を動かすときはテーピングをして、ゆっくりできるときは湿布という方法がいいかもしれません。

長く使うとなるとコストにも差が出てきますのでそのあたりも考慮してみてください。

 

早く治すためにも痛みを和らげるためにも、ケガ直後の応急処置(RICE処置)をする・しないでそのあとがかなり違ってきます。

自分のケガにはもちろん、チームメイトや同じ大会に参加してる方にも使えますのでぜひ覚えて実践してみてください。

 

ケガをしたときの対処も大切ですが、ケガをしないために準備運動、動きやすいウェアを使用することも大切です。

また、個人の症状により対応が異なる場合もございます。治療に関しては医師へ相談してください。

これからも長く、楽しく運動していきましょう。