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【開発ストーリー】中・長距離ランナー専用 滑り止めソックス「Type-N/ON 」
2023年春、新開発の滑り止めを搭載した中・長距離ランナーのための中・長距離専用ランニングソックス「Type-N/ON(タイプ エヌオン)」が登場します。
当商品は、多くの選手を育成してきたATHTRACK AC代表の田中健智氏と共に開発したR×L渾身の一足。R×Lの特許技術はもちろん、R×Lランニングソックスとしては初となる新素材や新開発の滑り止めなど、走ることにスピードを求めるアスリートに是非、履いていただきたい機能満載のソックスです。
今回はそんなType-N/ONの開発ストーリーについて開発者であるR×L代表 武田大輔が話をさせて頂きます。
開発のきっかけは、人と人との繋がり
このソックスは私が作り上げたというより人と人との繋がりで出来上がったソックスです。商品を一緒に開発させて頂いたATHTRACK ACとのご縁は、R×Lスタート期から取り扱い店でもあるWIND UP、RUN-WALK Styleからご紹介頂いたのが始まりです。
ATHTRACK AC代表の田中健智氏と会って驚かされたのは、ソックスに対する意識の高さです。私のこれまでの経験上、ここまでソックスに対して具体的な意見を持っているコーチや選手に出会った事がほとんどなかったからです。
選手からのフィードバックを元に開発
田中氏に最初に会ったとき、選手達が種目別に使っているシューズを全て見せて欲しいと要望させて頂きました。シューズを見る理由はソックスと接しているシューズの特徴を知る一つの情報として必要だからです。
その場でソックスへの要望を聞き取りさせて頂きながら、シューズの外観、シューズ内装、インソール部などを見て、私からいくつか質問もさせて頂きました。
質疑の会話だけでは分からない部分も多く、ソックスの好みを理解するためにいくつかのソックスも試着してもらう事に。
その際、試着ソックスと一緒にアンケート用紙を渡し戻ってきたアンケート用紙で、陸上選手の好みが鮮明に。最終的に時間を掛けて試したいとの要望は2種類に絞られました。
足に吸いつく感覚 ”マイクロファイバー糸”
最初の数ヶ月は2種類のソックスを試していき、最終的に一番気に入ったソックスの素材が今回発売するマイクロファイバー糸のソックスです。足に吸い付くような感覚の履き心地で足との一体感が高まる感覚が良かったようです。
最終絞りこまれた2つのソックス
新たな滑り止めの開発
しかし床を歩くと吸い付く感じがするがシューズを履くとそこまで吸い付く感じがしないので滑り止めをさらに強くしたいとの要望を頂きました。
具体的には「形状」と「質感」について要望がありましたが、それは従来の技術だけでは作る事ができず、新しい手法での滑り止め加工を試す事になりました。
いくつかのサンプルを試行錯誤しながら試着を繰り返しました。そして3回目のサンプルで納得する形と質感が完成。この特殊な滑り止めが、そのまま製品にも使われる事になりました。
滑り止めの型の作成風景
滑り止め型合わせ
滑り止めの粘度の確認
私たちの願い
このソックスは、陸上の専門家の意見を取り入れてゼロから作った初めての中・長距離専用ランニングソックスです。将来日本から世界へ羽ばたく選手たちの足元を支えられる日が来ることに願いを込めて作りました。日本記録を作り、大舞台での入賞、そしてその先に夢は膨らみます。これがR×Lから今回発売される「Type-N/ON(タイプ エヌオン)」です。