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【インタビュー】金子広美選手 -東京五輪 自転車女子ロードレース日本代表-
自転車競技のなかで最も長い距離を走るロードレース。
東京五輪 女子個人のコースは1都3県、総距離147kmに加え、アップダウンの激しい過酷なものとなりました。
今回、R×Lがインタビューさせていただいた金子広美選手(イナーメ信濃山形)は、上り坂で争うヒルクライムレースの大会6連覇の実績を持つ「ヒルクライムの女王」。
また、24歳で自転車競技を始め、40歳で五輪初出場を果たした遅咲きのライダーでもあります。
そんな金子選手に大会後の過ごし方やレース前の食事、普段のトレーニングについて迫りました。
『レース前1週間は炭水化物を多めに』
ーー初出場された東京五輪お疲れさまでした。
金子選手:ありがとうございます!
ーーレース終了後はどのように過ごされていたんでしょうか?
金子選手:昨年の11月から五輪に向けてトレーニングを続けてきました。レース後は1週間だけ休んで、またトレーニングを再開しています。
ーー普段とレース前と食事で気を付けている事などを教えて頂けますか?また好きな食べ物なども教えて下さい。
金子選手:普段はバランスのいい食事を心がけていますが、あえて食べないようにしているものなどはありません。
レース前1週間は炭水化物を多めに取ったりしますが、
それ以外は特に変えていません。好きな食べ物は沖縄料理の「軟骨ソーキ」です(笑)
ーー睡眠時間はいつもどのくらいとられていますか?
金子選手:なるべく9時間寝ることを心がけています。それとは別に、お昼寝も1時間程度しています。
ーーレース当日はスタート何時間前に起床されますか?
金子選手:オリンピックの時は、前日も御殿場に滞在していたので、スタート地点までの移動もあり、6時前に起きました。
普段のレースでは、スタート2時間前に会場には居たいので、そこから逆算してますが、起きてから2時間ぐらいで宿を出発する事が多いです。
ーーレースの際にされるゲン担ぎなどはありますか?
金子選手:ゲン担ぎではないかもしれませんが、必ず「三重の椿大神社のお守り」を持って走っています。
『パワートレーニング主体』
ーー1日の練習メニュー例を教えて頂く事は可能でしょうか?
金子選手:午前中は外を3時間ほど走り、昼食とお昼寝のあと、午後はローラーで1時間半ぐらいとかですね。
ーー今までで1番きついと思った練習を教えてもらえますか?
金子選手:パワートレーニングを主体としているので、どんなメニューの日も、基本的にはきついです。
その中でも、酸素の薄い高地でやるVo2Maxのメニューは本当にきつかったです。過去形ではなく今もですが(笑)
ーー自転車で走る一番好きな道はどこですか
金子選手:オリンピックに向けて、長野を拠点に練習していましたが、八ヶ岳の周辺は走っていて景色も良い道が多いので、好きです。
ーー自転車で走ってみたい道はどこですか?
金子選手:北海道の景色が良い道をツーリングしてみたいです。
ーー今後の予定や目標などあればお願いします。
金子選手:全日本選手権でいい走りが出来たら良いなと思っています。
『サポート力が気に入っている』
ーー最後に東京オリンピックも足元は、TBK-300Rをベースにした特注JAPAN仕様でしたがTBK-300Rを選ぶ理由を教えて頂けますか?
金子選手:サポート力が気に入っているのと、厚みもちょうどいい感じなので、好んで履かせていただいています。
ーーこの度はありがとうございました!
金子選手:ありがとうございました!
(インタビュアー・R×L代表・武田大輔)
金子広美選手 2004年に24歳でマウンテンバイクを始め、2008年にロードレースに転向。上り坂で争うヒルクライムレースの大会では6連覇の実績。2004年に24歳でマウンテンバイクを始め、2008年にロードレースに転向。上り坂で争うヒルクライムレースの大会では6連覇の実績。2021年東京大会にて五輪初出場を果たした。レーシングチーム「イナーメ信濃山形」所属。 |