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ランニングシューズの正しい洗い方・お手入れ方法
あなたはランニングシューズをどのくらいの頻度で、どのように洗っていますか?
ランニングは屋外で行うことが多く、その時に履くランニングシューズも比例して汚れが増えていくことは避けられません。
衣服の洗濯を行うのと同じようにランニングシューズも汚れたら洗う、綺麗にしたいと誰もが思うでしょう。
しかし、どうやって洗えばいいか分からない人や、洗い方が分からないのでずっと洗っていないという人は意外に多いものです。
そこで、この記事ではランニングシューズの洗い方からその後のお手入れの方法までを詳しく解説します。
正しく洗うことで綺麗になるのはもちろん、お手入れを行うことでランニングシューズは長く履き続けることができるので是非実践してみてください。
そもそもランシューって洗っていいの?
ランニングシューズは使われている布や靴底の素材によって適した洗い方は変わりますが、基本的には洗うことが可能です。
むしろ洗わないことで汚れが沈着してしまったり、足裏の汗が染みこんで菌を発生させ、嫌なにおいの発生源にもなってしまいます。
それではランニングシューズを履くことすら嫌になってしまいますし、それらを放置するとランニングシューズの劣化をも早めてしまうので、その原因を取り除くためにもランニングシューズを洗うことをおススメします。
どのくらいの頻度で洗うのが理想?
じゃあランニングシューズはどのくらいの頻度で洗えば良いの?
これに悩んで洗うのを後回しにしている方も多いのではないでしょうか。
理想を言えば履いた後に毎回洗うのがベストですが、そんなに毎回毎回洗えないし、洗いすぎて逆にランニングシューズを痛めてしまうこともあります(これは頻度と言うか洗い方のほうに問題がある、チカラ任せに強くこすり過ぎているなどが原因なのですが)。
ランニングシューズを使う頻度にもよりますが、最低でも三ヵ月に一回は洗うとよいでしょう。
もちろん汚れやニオイが気になるなら月に一回など頻度を増やしても構いません。
ランニングシューズの基本的な洗い方
ランニングシューズを洗い始める前に以下のものを用意しましょう。
・柔らかいブラシ(スポンジもあると良い)
・ランニングシューズが入るくらいのバケツ(洗面器でも可)
・中性洗剤(シューズ用洗剤がベスト)
・ぬるま湯(40℃前後)
・靴の水分を拭きとるための布
また、洗い始める前に靴紐とインソールを外しておきましょう。
①ブラッシングする
先ずはシューズを濡らすまえにブラッシングして砂やホコリ、泥の汚れを落としましょう。
シューズのつま先やかかと部分、側面をブラッシングし、最後に靴底の汚れを落とします。
細かい部分は使わなくなった歯ブラシなどでブラッシングすると良いでしょう。
②ぬるま湯につける
用意したバケツや洗面器にぬるま湯を入れ、更に洗剤を入れます。
ぬるま湯全体に洗剤が溶け込むようかき混ぜて下さい。
それが終わった後にランニングシューズをぬるま湯につけましょう。
ぬるま湯をシューズ全体になじませるようにつけて下さい。
③ブラシでこする
ぬるま湯につけた後はブラシでランニングシューズをこすります。
この時にプラシにもぬるま湯をつけてこすると汚れが落ちやすくなります。
また、あまりチカラ任せでこすると汚れは落ちますが素材を傷つけてしまい、劣化を早めてしまいます。
適度なチカラ加減でこするようにしましょう。
④乾かす
乾いた布で水分を拭き取ります。
水分を拭きとった後はシューズの形を整えて日陰で風通しが良い場所に干しましょう。
このときに新聞紙をくしゃくしゃに丸めて靴の中に入れておくと、新聞紙がシューズの中の水分を吸収してくれるのでおススメです。
但し、日差しが強い場所や乾燥機にかけるとかえってシューズを痛めてしまいますので注意しておいてください。
どんな洗剤がおすすめ?
ランニングシューズは色々な素材でつくられています。
エナメル素材はもちろんスウェードやナイロン、ポリエステルなどもあり、また、それ一つではなく複数の素材で一つのランニングシューズが作られているものもあります。
素材に合わせて洗剤も選ぶ、専門の洗剤で洗うのが理想ですが、個人では専用の洗剤をそろえるだけでも一苦労で現実的ではありません。
そこで、どのような素材にでも適応する研磨剤の入っていない中性洗剤を選んで使うと良いでしょう。
また、ブラシでこすったり、つけ置きする場合は粉末タイプを、箇所事で洗いたい場合はスプレー泡タイプ、しっかり洗剤をつけて洗いたい場合はリキッドタイプなど、洗剤のタイプを変えて洗うと尚良いでしょう。
日頃からできるシューズケア
防水スプレーの使用
ランニングシューズを洗うことははもちろん、日々のお手入れをしっかり行えば劣化も遅くなり、長く履き続けることができます。
防水スプレーを使って、雨や湿気からシューズを守るのもその一つです。
また、防水スプレーは細かい粒子をシューズに付着させることでシューズをコーティングするので雨や湿気はもちろん、外からの汚れ(泥はねなど)もある程度は防いでくれます。
汚れやすいからこそ汚れにくい工夫、手入れを日頃から行いましょう。
使用後の乾燥措置
ランニングシューズを使った後は靴箱に収納してしまいがちですが、洗わなくともなるべく日陰で風通しが良い場所に置いておきましょう。
例え雨で濡れていなくても走ったことによって足裏には汗をかいており、その汗がランニングシューズに沁み込んでしまっているのでそのまま放置していると菌を発生させ、嫌なにおいの発生源にもなってしまいます。
インソールを外して干したり、靴中を乾いた布で拭くだけでも充分な効果がありますので是非やってみてください。
ランシューは洗濯機で洗っても大丈夫?
ランニングシューズはなるべく手洗いを行うことが望ましいですが洗濯機でも洗うことが出来ます。
最近はシューズ用の洗濯機がコインランドリーに常設されていることも増えてきており、もちろん家庭用の洗濯機でも洗うことはできるのですが、その際は細心の注意が必要となります。
先ず、洗濯機やシューズを痛めないためにも洗濯ネットは必ず使いましょう。
また、手洗いと同様に靴紐とインソールを外し、別の洗濯ネットに入れて洗濯を行いましょう。
洗濯機で洗う場合は水の量と洗剤が少ないと汚れが落ちにくいのはもちろん、シューズを痛める原因にもなりやすいので通常よりは多めにすると良いでしょう。
また、脱水はシューズにかなりの負荷をかけるため、乾燥は手洗いと同様に日陰で風通しが良い場所に干しましょう。
まとめ
ランニングシューズの洗濯やお手入れはどうしても面倒で、余程汚れない限りはなかなかやろうとも思わないですが、ランニングウェアやパンツを都度洗うようにランニングシューズも洗濯を行うものだという意識を持ってみましょう。
いつも洗うのは難しいのであればお手入れにて防水スプレーを使ったり、使用後に乾燥させるだけでも効果は十分にあります。
日々のお手入れを欠かさなければ劣化は遅くなり、長く履き続けることができるからです。
そして、いざ洗うとなればこの記事を参考にして洗い方を順守してしっかり洗ってみてください。
汚れたシューズを履くよりも綺麗なランニングシューズを履く方があなた自身も気持ちが乗りやすく、ランニングシューズの機能も存分に活かすことができるでしょう。