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トレイルランニングの虫(スズメバチ)対策と処置方法
トレイルランニングは、自然との一体感を存分に味わえるアクティビティで、近年注目を浴びています。しかし、自然の中では蜂のような危険生物との遭遇も避けられません。特にスズメバチなどの攻撃性の高い種類には注意が必要です。トレイルランナーがこれらの虫から身を守るための対策を学ぶことによって安全性を大きく高め、安心して楽しむことができます。今回は、蜂によるリスクを最小限に抑えるための具体的な対策について詳しく紹介していきます。蜂の特性や修正などの知識を踏まえて、安全で快適なトレイルランニングを実現するための方法を探っていきましょう。
蜂に気づいたら姿勢を低くして、ゆっくりと立ち去る
蜂に気づいたら姿勢を低くしてその場をゆっくりと立ち去りましょう。特にスズメバチなどの攻撃性の強い蜂を目撃した場合、できるだけ刺激を与えないことが重要です。急激な動きや騒音は蜂を刺激し、攻撃的にさせる可能性があるためです。この時、蜂を払いのけるような動作は絶対に避けましょう。払いのける動作は蜂を更に刺激し、蜂が敵だと判断して集団での攻撃を引き起こすリスクがあります。蜂に気づいたら、できるだけ蜂との距離を取り、10〜20メートルと徐々に離れて安全を確保しましょう。ただ、蜂が集団ですでに集まっている、攻撃を受けている場合は自分が敵と判断されロックされているためゆっくりといった悠長なことは言ってられません。すぐにその場を立ち去りましょう。また、自分が巣の近くにいることが判明した場合は、そのエリアを迂回することも重要です。蜂に遭遇した際にはパニックになってしまいがちですが、冷静な判断と行動を心がけましょう。
黒いウェアを避ける。香水などの強い香りもNG
蜂は一般的には攻撃的ではありませんが、知らずに巣に近づいてしまうと防衛本能で威嚇や刺してきます。特にスズメバチは攻撃性が強いので注意が必要です。
蜂は暗い色(黒)を識別しやすく、髪や衣服、目玉など黒いものに反応して攻撃する習性があります。このため、トレイルランニングでは黒や暗い色のウェアを避け、明るい色のウェアを選ぶことがおすすめです。明るい色のウェアを着ることで、スズバチにターゲットにされる確率が下がります。髪の毛も黒いため、帽子も白などの明るめの色を被ることも有効です。また、虫よけ効果がある素材や加工が施されたウェアが市販されていますが、これに関してはスズメバチへは意味ありません。スズメバチは香水や強い香りにも反応しやすく、虫よけ効果があるとされる匂いが逆効果になってしまう場合もあるので避けるべきです。自然な状態でのランニングが望ましいです。
白やグレーのアームカバーが効果的
白っぽい色のアームカバーは、蜂、特にスズメバチに刺されるリスクを減らすのに効果的です。腕はランニング中に動きが多く、特に蜂の注意を引きやすい部位です。白やグレーのアームカバーをすることによって、蜂から攻撃されにくくなります。蜂に限らず、ブヨや蚊など他の虫からも保護する役割を果たします。またアームカバーによって日焼け防止にも役立ちます。また、他のメリットとしては腕の動きをサポートし、筋肉の疲労を軽減したり、日差しや擦り傷からもランナーを保護する効果も期待できます。
R×Lでは「シームレスアームカバー」があります。色も白に近い色(ライトグレー)があり、袖の長さもカットすることができ調整可能です。完全無縫製で快適さを追求しており、トレイルランニング時でも不快にならない着け心地で自信を持ってお届けできる商品です。
蜂(スズメバチ)に刺されてしまったら
蜂(スズメバチ)に刺された場合、まずは刺された箇所を水で洗い流し、可能なら毒を抜き取るためにポイズンリムーバー※を使用します。刺された箇所は冷やして腫れを抑え、患部に虫刺され薬(抗ヒスタミン軟膏)を塗りましょう。下山後は速やかに医療機関での治療を受けるましょう。特に刺されるのが2回目以降の方はアナフィラキシーショックのリスクが高くなるため、すぐに病院に行くことが勧められます。アナフィラキシーショックが心配な方はエピペンのような自己注射器を携帯することも考慮すべきでしょう。
日頃の心がけとしては常に十分な水を携帯しておくことです。蜂刺されを含め万が一の傷口の洗浄に役立ちますので飲料水とは別で、ある程度の水を携帯しておきましょう。
まとめ
トレイルランニング中の虫(蜂)対策は、安全にトレイルランニングを楽しむために欠かせません。黒色などの暗い色は避け適切な服装を選びましょう。蜂を確認したら低い姿勢になりなるべく刺激を与えないなどの行動時の注意や刺された場合の緊急時の対処法を理解することで、トレイルに入る上での不安解消につながります。山を楽しむために適切な準備と知識を学び、より安全で快適なトレイルランニングを楽しみましょう。