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ビンディングシューズでロードバイクに乗ってみよう!初心者の方におすすめのメーカーは?
ダイエットのためや通勤用、トレーニングや趣味、そして本格的なライドなど様々な目的に使えるのが魅力のロードバイク。
街なかで見かけることも増えました。
そんなロードバイクに乗り始めの方やこれから乗ってみようという方で"ビンディングシューズ"が気になっている方も多いと思います。
ビンディングって?という知らない方のためにもビンディングシステムの紹介から、どのようなものがあるのか?注意点などを解説していきます。
ビンディングシューズとは?
一般の自転車では見ないですが、クロスバイクやロードバイクに慣れた人はペダルに取り付けた器具と専用のシューズとを固定してライドすることがあります。
街乗りでも使う人はいますし、レースへの出場や長距離ライドをするならほぼ全ての人が使っているといってもいいのがビンディングシステム、その専用シューズをビンディングシューズと呼びます。
ロードバイクと聞いたときは特徴的なハンドルの形状と、名前は知らなくてもこのビンディングシステムを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし初心者の方がビンディングを想像すると「なんだか危ないような…」と考えてしまうかもしれません。たしかに最初は練習がいりますし、ビンディングを使っていないときと比べるとライド中に+αの注意も必要になってきます。
しかし、それでもたくさんの人が使う理由はすばり"効率よく楽に速くこげる"からです。
フラットペダル(一般的なペダル)は構造上引き上げるという力はペダルには伝えられません。というよりペダルを引き上げるという動作が存在しません。
ビンディングシューズはペダルと固定されているため引き上げる力も推進力に変えられ、使う筋肉の部位も増えるため負担の分散もできます。
また"ペダルとシューズが滑らないように"など気を使わないですむのでペダリングに集中できます。
必要なものと目安の値段
- ビンディングシューズ 10,000円〜
- ビンディングペダル 5,000円〜
- その2つを繋ぐ部品(クリート) 1,500円〜
くらいと考えておきましょう。
どちらかというと自分の目的に合ったビンディングペダルを選んで、そのあとペダルに対応しているシューズを選ぶという順番になると思います。
決して安いものではないですが、あまりにも安価なものを使用するとすぐ壊れたりすることがあるのでしっかりとしたメーカーの中から選ぶことをおすすめします。
メーカー
色々なメーカーがビンディングペダルを作っています。
シマノ(SHIMANO)
圧倒的なシェアと品質、サービスで独占状態と言ってもいいほどの人気のメーカーです。
「これを使ってみたい」というのがなければ、質がいいのはもちろん、価格の選択肢が広い、全国のサイクルショップが取り扱っているなどの理由で最初はシマノのビンディングペダルでいいのかなと思います。
シマノのペダルについては改めて次項で解説していきます。
LOOK
普及しているビンディングペダルの形の基礎を作ったメーカーです。
オリジナルブランド"KEOシリーズ"を展開していて様々な層からの支持があります。
クリートによって稼働範囲(フローティング)を変えられることができますが、LOOKは9度、4.5度と比較的広いので、動きすぎると走りにくいという方もいますが、脚への負担を減らしたい方も使っています。
TIME
フレームから各パーツも作っており、デザイン性の高さから全てTIMEで揃えているライダーもいます。
XPSESSOと上位モデルのXPROを展開しています。
"効率的なパワー伝達"と"足のポジションの自由"を可能にしているのが特徴です。
またペダリングをする際にズレた足を自動で戻してくれる独自のセンタリング機能は大きな支持を集めています。
SPEEDPLAY
他のビンディングペダルとは一線を画すデザインを展開しているメーカーです。
独特な形から上級者向けと思われがちですが、可動域を簡単に調整でき膝にも優しい、どちらの面でもキャッチできる、工具なしでフラットペダル化できるなど使いやすさも人気の理由です。
その他
台湾のVP COMPONENTS、日本の三ヶ島、アメリカCRANK BROTHERSなども人気が高まってきているメーカーです。
SPDとSL-SPD
シマノのビンディングシステムは大きく分けるとSL-SPDとSPDの二つがあります。
SPDはSHIMANO PEDALING DYNAMICSの略です。
シマノ製品以外でも「SL-SPD対応」「SPD対応」というものが多いのもシマノのシェアの高さが伺えます。
SPD-SL
ロードバイクなどで使われることが多いペダルでシューズとペダルを結合するクリート部分が大きいのが特徴です。広い面積で力を加えることができるのでロスが少なくペダリングができます。
基本的には自転車に乗ることのみを考えているのでこのタイプのビンディングシューズは歩くことには向いていません。
自転車で行って観光地を巡るなど出先で歩くようなことがある場合は履き替える用のシューズを持っていく必要があります。
SPD
SPD-SLと比べてクリートが小さく、見た目も普通のシューズに近くなります。
ロードバイクだけでなくMTBでも使われています。
結合面が小さいためペダリングの効率は比較すると落ちますが、その分着脱がスムーズに行えるためビンディング初心者の方でまずはSPDを選ぶという人も多いと思います。
比較的歩きやすいのが特徴ですが、それでも出っ張りがあるものはやはり音もするし長時間歩くのには向いていないと思います。
シューズ裏の凹部に付けてありフラットにしているものもありますので確認してみましょう。
SPD CLICK'R
SPDタイプでもさらにビンディング入門用という位置付けで発売されているのがシマノクリッカーです。
SPD用のクリートがそのまま使えます。
ビンディングで一番の心配であるペダルからの着脱の不安をなるべく低減させるために外しやすく作られています。
片面はビンディングペダル、片面はフラットペダルとなっているので、ビンディングを使わず普通のスニーカーでも乗れるという選択肢があるのも初心者には安心です。
クロージャー
サイクリングをする方、特にスポーツタイプに乗る方にとって見た目も重要です。
自分でカッコいいと思うものを身に付けていると気分も乗ってきますよね。
ビンディングシューズの選択肢は無数にあるということではありませんが、その中から機能や見た目で気に入ったものを選んでみてください。
ここでは見た目にも大きく影響するクロージャーのタイプを紹介します。
ダイヤルタイプ
ワイヤーをダイヤルで締めるタイプで微調整も可能です。ダイヤル数はシューズによって違いますが、一気に緩めたり締めたりすることができるので簡単に脱ぎ履きできます。
ダイヤル部分に無理な力が加わったり砂など異物がたくさん入ったら故障してしまうこともあります。
ベルクロタイプ
マジックテープのベルクロタイプです。
面で留めることでワイヤーにはないフィット感があります。着脱の簡単さでも使いやすいです。
汚れなどでテープの機能が劣化してはいきますが、まったく使えなくなるということはほとんどないです。
足幅が狭い方はベルトが余り過ぎることがあるので確認が必要です。
バックルタイプ
スキー靴のようにバックルで留めるタイプです。
しっかり足を締めてくれ、ライド中に緩むこともそうそうありません。
バックルだけというよりベルクロと併用しているものが多いです。
シューレースタイプ
いわゆる一般的な紐タイプです。
全体的に均一なフィット感があります。また見た目もカジュアルなコーディネートと合わせやすくなると思います。
デメリットとしては着脱に手間がかかる、結び方が甘いとほどける可能性があるなどがあります。
注意点をしっかり把握しよう
安全のためにも無駄な出費を抑えるためにもビンディングシステムを導入するときの注意点も知っておきましょう。
メーカーごとの互換性はない
基本的には互換性はないので、ペダルを変える場合はクリート、シューズも変える必要があります。
なので最初にどのタイプを使いたいかを決めてから選ぶようにしてください。
もちろん互換性があるものもあります。新たに買ったりする前に調べてみましょう。
ビンディングシステムを導入する時期
人によっては"最初からビンディングシューズを使うのがおすすめ"という方もいますが、そもそもロードバイク自体の乗り方に特徴あるので、本当に最初からビンディングでスタートするよりはやはりある程度慣れてからにしたほうがいいとは思います。
使い始めるときも足がペダルから外れず転倒してしまういわゆる"立ちゴケ"をしないためにも必ず練習をしてから道路に出るようにしましょう。外す際はペダルが下死点にきたときに行うとスムーズに止まれると思います。
日本は左側通行なため、転倒しても歩道側に倒れることになるため左足から外す練習から始めたほうがいいですが、咄嗟のときを考えてできるだけ両足とも外せるようにしときましょう。
クリートカバー
特にSPD-SLタイプなどのビンディングとして本格的なタイプはクリートがかなり出っ張っています。そもそも歩くことを想定していないからですが、それでもライド中の短い休憩でもわざわざ普通の履き替えるのも手間ですよね。しかしクリートは樹脂でできていて削れると交換時期が早まります。
そこでクリートカバーを付けることにより、クリートや床の保護、消音効果、滑り防止になります。
ただし完璧に保護、消音、滑り止めできるわけではないので気を付けましょう。
まとめ
ビンディングシューズは効率よく楽に速くライドできるものなので、これからもロードバイクなどを楽しんでいこうという方にはかなりおすすめです。
ただし互換性が低く、さらに安価ではないのであれもこれもと試すのは難しいですよね。
気に入ったものを「とりあえずこれを使ってみよう」と購入するのもいいですが、できることなら使ってる人にアドバイスをもらったり実際に使わせてもらったり、どういうものがいいかを予め決めてショップの方にアドバイスをもらったりするのがいいと思います。
使ってみてある程度慣れればライダーとしてのレベルも確実に上がりますので、安全に気をつけてぜひチャレンジしてみてください。
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