【開発ストーリー】WILD DRY® ロングスリーブシャツ

【開発ストーリー】WILD DRY® ロングスリーブシャツ

2021年秋、R×L初となるロングスリーブシャツ(通称ロンT)が発売されました。

生地に「超軽量、DRYタッチ、速乾」素材「WILD DRY®」を採用し、長袖ながらまとわり付きや重さを感じさせない一着となっています。

今回はそんなWILD DRY ロングスリーブシャツ[TRS1006L(メンズ)TRS5006L(レディース)]の開発ストーリーについて話をさせて頂きます。


「極細の糸」で実現した、超軽量ドライタッチ

WILD DRY®という素材は、2020年7月にR×Lが採用した日本のハイゲージ機械で編まれた超軽量ドライタッチな生地です。


生地を編む機械は一般的にローゲージ、ミドルゲージ、ハイゲージの3つに分かれます。

生地と機械の関係性を簡単に書くと

  • 編目が粗い(大きい) → 糸が太い  → ローゲージ
  • 中間         → 中間的な糸 → ミドルゲージ
  • 編目が細かい(小さい)→ 糸が細い  → ハイゲージ

となります。


主に春夏用として開発されたWILD DRY®の生地を作るにあたり重要視したのは「軽さ」「DRYタッチ」「速乾性」です。

この3点を満たせる編機は上記からハイゲージのみという一択でした。

繊細な生地を編むハイゲージの機械は、ローゲージ、ミドルゲージよりも使う糸が極端に細く、編目も小さく、使う針も多く細かくなります。

私は目的とした3点を達成させるため、このような機械、糸、針を使い、更に日本で編む事にこだわりました。


肌に生地が「点」で触れる編地

そして編み方の調整です。

編目の形状は数百種類に及びます。

平編みや鹿の子編み、タック編み、メッシュ編みなど色々な編み方がある中で「DRYタッチ」を目指すために肌面側が凹凸になるワッフル形状の編地にしてあります。


どんなに軽量な生地でも「面」で肌に生地が触れると肌に張り付く感覚がでてしまいますが、肌面を凹凸にする事で「点」で肌に生地が触れる事で肌に張り付きにくくなりドライ感が高くなります。

ワッフル形状の肌面側編地

 

こうして出来た日本製生地は、薄く軽量な生地となり「超軽量、DRYタッチ、速乾」の生地、WILD DRY®となります。


要望から生まれた「長袖」驚きの軽さ

この生地を使って春夏モデルとして、ハーフジップシャツを2年続けて販売してきましたが、ジップや背面ポケットなどが付いていない更に軽量なシャツを作りたいという気持ちでスタートしました。

発売時期が季節の変わり目になる事もあり、半袖にするべきか、長袖にするべきか検討されましたが、兼ねてからTEAM R×L選手から長袖が欲しいと要望があったため今回は長袖の開発に着手することになりました。

WILD DRY®生地での長袖作りは私自身も驚きの連続でした。

それは軽さです。

私自身まとわり付や腕振り時の重さが気になるので、長袖Tシャツで走る事は好きではありませんでした。しかしWILD DRY®の生地で作った長袖はあまりにも生地が軽く「まったくそれを感じなかった」のです。

レディースMサイズ(左)92g メンズMサイズ(右)104g


メンズは腕振り幅が大きいので脇下まで立体裁断にし、レディースは腕振りも大事にしながらも女性らしいシルエットがきれいに出る事を大事に作りました。

平塚潤選手吉田香織選手が着用している写真ではその差は分かりにくいと思いますが、メンズとレディースは全然別の型を使っています。

私は「半袖のような走り心地」のロンTが出来たと走るたびに思っています。(次の改良も考えながら・・)

 

長袖は苦手という方にもぜひ使って頂きたい一着

カラーも特殊印刷のプリントで表現したグラデーションなのでWEB画面で見る以上に綺麗だとお手元に届いたときに感じて頂けると思います。

形状は、タイトフィットなのでピッタリ目が苦手な方は、普段選ぶウェアより1サイズ大きめを選ぶと良いかもしれません。

平塚潤選手:Mサイズ着用(身長:167cm/体型:細身)

吉田香織選手:Sサイズ着用(身長:154cm/体型:細身)


ちなみに私・武田大輔は、伸長175㎝、71㎏、体型がっちり目でOサイズで少しゆとりある感じで使っています。

(R×L代表・武田大輔)

 

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