ズレ落ちてくるサッカーソックスの対応方法とは【コラム】

ズレ落ちてくるサッカーソックスの対応方法とは【コラム】

サッカーの試合中や練習中にソックスがズレ落ちて審判や顧問の先生に注意されてしまった。

そんな経験は誰しもあるのではないでしょうか?

古くなったソックスのゴムが劣化したり、下に履いているストッキングとの摩擦でズレたり、はたまた相手選手と足をぶつけあうことで落ちたり。

更にはサッカーではレガース(すね当て)を着けることもあるので、なおさらズレ落ちやすいのです。

そこでサッカーソックスが落ちないよう、対策について詳しく解説いたしますので是非参考にして下さい。

サッカーソックスを履くシチュエーション

試合中

試合では、サッカーソックスを履くことがほぼ義務づけられています。

試合と一言で言っても公式戦や練習試合によっても異なり、中には試合前に登録したソックスしか履けないケースもあります。

更には試合ではレガース(すね当て)を装着することも一般的に義務付けられています。

また、ソックスのズレ落ちた判定についても厳密的であり、時には審判が試合を止めてまで該当選手を注意することがたまに起こります。

このように試合はソックスがズレ落ちることは許され難い状況であり、かつ、レガースを着けているので更にズレ落ちやすいというリスクも抱えているため、選手自身で慎重な対策を行い、それを適えるためのグッズも必要不可欠だとも言えます。

練習中

練習では、試合のようにソックスのズレ落ちの厳密的な判定はほぼ行われないことが多いですが、チームの方針によってもその判定、及び対応は異なります。

指導者、顧問の先生によっては練習中であっても「ソックスのズレ落ちはだらしない」「(心を整える意味も込めて)常にキチンと整える」など、礼儀の観点から許さないケースもあります。

更にチームによっては練習中でもケガをしないよう、レガースを必ず着けるように指導されることもあります。

もちろん逆にそれを指摘しないチームや、ロングソックスではなくショートソックスを履いての練習を許しているチームもあります。

チームによって変わるため、ご自身のチームはどうであるかを必ず確認しておいて下さいね。

サッカーソックスの履き方

膝上履き

膝上履きとは、ソックスを途中で折らずに膝の上まで全て上げきって履く履き方です。

2000年代にイングランド・プレミアリーグのアーセナルで活躍した元フランス代表のFW、ティエリ・アンリが採用したことで有名になったとされています。

そのため、膝上履きは別名でアンリ履きと呼ばれることがあります。

膝上履きでのプレー面でのメリットは特にありませんが、膝の上までソックスを上げることによって脚が長く見えるため、見栄えがよくなるのが1番の魅力です。

ゴールを決めた後のゴールパフォーマンス(セレブレーション)にて、膝で滑りたい場合には適した履き方でもあります。

(人工芝での摩擦のやけどを防ぎ、滑っている途中でこけにくい履き方だとも言えます。)

普通履き

普通履きとは、ソックスの上の部分を膝の真下で折り込んで履く履き方です。

サッカーソックスの最も一般的な履き方であり、プロやアマチュアを問わず、多くのサッカー選手がこの普通履きを採用しています(ちなみに筆者である私も普通履きです)。

膝が出るようにソックスを折り込むため、普通履きでは屈伸による膝の動かしづらさを感じることもなく、快適にプレーをすることができます。

それに加えて、ソックスを折って二重になった部分の締め付けが強くなることでソックスのズレ落ち防止の役割も果たすため、試合中や練習中にズレ落ちる心配がかなり少なくなるのがメリットです。

但し、二重になっている部分は常に伸ばしていることにもなるので、繊維とゴムの劣化が早まることがデメリットです。

ルーズ履き

ルーズ履きとは、これまでの履き方とは逆にソックスを全体的に下げて少しダボつくようにする、ルーズに見せるような履き方です。

2000年代初頭は、ルーズ履きでプレーをしているプロサッカー選手が多くいましたが、最近では減少傾向にあります。

ルーズ履きはソックスを下げることで肌を露出する部分が必然的に多くなるため、プレー中にソックスの中が蒸れにくくなることで、快適にプレーできる点がメリットです。

しかし、前述のように見た目的にもルーズに見えるため、審判や大会によっては注意される、注意されるどころかそれを直さない限り試合には出場できない場合も多く、常にできる履き方ではないことがデメリットです。

更にはすねの部分を完全にガードしているわけではないので、接触によるケガのリスクが大きくなる履き方でもあるのです。

セパレート履き

セパレート履きとは、サッカーソックスを足首の部分で切り落とし、別に用意したショートソックスと脚部をテーピングで留めて履く履き方です。

この履き方は2000年代初頭から登場した履き方ではありますが、近年の国際大会でセパレート履きを採用している選手が増え、急速に浸透しています。

セパレート履きには見栄えの良さ、ボールコントロールのし易さ、安全性の向上など様々なメリットがあることも特徴です。

但しルール上、セパレート履きそのものに問題はありませんが、試合によってはサッカーソックスの部分ではなくショートソックスやテーピングの色に規定が設けられている場合もあるため、セパレート履きを行う場合はしっかり確認を行っておいて下さい。

レガース(スネ当て)の有無によるソックスのズレ落ちへの影響

レガースがある場合

レガースを着けると走りにくくなるだけでなく、ソックスがズレ落ちてしまう要因にもなりやすいですが、試合や練習で着けることを義務付けられ、つけなければ警告を受けるならばレガースを着けた上でソックスが落ちるのを防ぐべく対策を行わなければなりません。

更にレガースはソックス内に差し込んで使うため、レガースを付けてPLAYしていると徐々にレガースがソックスの中で足首の元にまで滑り落ちてしまう事が起こります。

もし滑り落ちたままにしておくと、ボールを蹴る時に落ちてきたレガースがボールに当たってうまくボールを蹴れないどころか足を痛めてしまう元にもなりかねません。

そんな時はすね当てストッパーを使って、レガースが滑り落ちるのを防止しましょう。

すね当てストッパーはバンド状のもので、足首にソックスの外側から巻きつけることでレガースはもちろんソックスが滑り落ちるのをある程度防いでくれます。

レガースがない場合

レガースがない場合、レガースの滑り落ち自体がなくなり、足への圧迫もなくなるためソックスがズレ落ちることも少なくなります。

また、何も着けないことで走りやすくもなるのですが、逆に足を守るものが何もない、布であるソックスのみとなってしまうため、相手選手との接触でケガをしやすくなってしまうのがデメリットです。

 特にサッカーは故意であろうとなかろうと相手との接触PLAYがどうしても多くなってしまうスポーツなので、自分の身だけでなく相手の身も守るという意味でも、レガースは極力着けてPLAYしましょう。

レガースがないと意外と足が細く見えてしまい、サッカー選手としては姿がだらしなく見えたりするものですよ。

サッカーソックスがズレ落ちる場合の対策

膝上まで履く

サッカーソックスがズレ落ちるのを防ぐ方法として一番簡単かつ他に道具も使わない方法は、膝上まで履く、つまりは膝上履きを行うことです。

前述したように膝上履きでのプレー面でのメリットは特にはありませんが、膝の上までソックスを上げることによって脚が長く見えるため、見栄えがよくなるだけでなく、その他の履き方に比べるとズレ落ちることは少なくなります。

なぜならば、そもそもサッカーソックスは膝を含めた足の下を全てソックスで覆うように作られていますので、一番理に適った履き方でもあるからです。

自分に合った履き方が分からなくて迷ってしまう、とりあえずはズレ落ちるのを防ぎたいのであれば、最初は膝上まで履くことを選ぶと良いでしょう。

買い換える

サッカーソックスで一番理に適った履き方は膝上履きではありますが、残念ながら欠点もあります。

それは、サッカーソックスの繊維とゴムが劣化してしまって締め付けるチカラが落ちてしまい、ゆるむことでズレ落ちることが防げなくなってしまうことです。

こうなってしまうとズレ落ちることを防ぐ手立てはなかなかありません。

次に紹介するソックホルダーやテーピングを使ってズレ落ちを防止する方法もありますが、サッカーソックス単体でズレ落ちを防ぐとなると新しいソックスに買い替えるより他に手だてはありません。

サッカーソックスは消耗品であることを意識しておいて、常に2足ほどストックとして確保しておくと良いでしょう。

ソックホルダーを使う

サッカーソックス単体でズレ落ちを防ぐのではなく、別の道具を使ってズレ落ちを防ぐ方法があります。

その一つがソックホルダー(ストッキングベルト)を使う方法です。

ソックホルダーとはソックス専用のベルトであり、その多くが伸縮性はもちろんマジックテープによって長さを調節することが出来るので、自身の足のサイズに合わせてつけられます。

ソックホルダーが締め付ける役割を担うことで、サッカーソックスのズレ落ちを防いでくれるのです。

横幅の長さはもちろん、色やメーカーのエンブレムの有無など多種多様なソックホルダーが用意されているので、自身の好みにあうもの、自身の足に合うソックホルダーを選んでつけてみましょう。

テーピングで止める

別の道具を使ってズレ落ちを防ぐもう一つの方法は、テーピングを使って止める方法です。

テーピングと聞くとケガをしたときに患部を固定する、補強する為に使われるイメージが思い浮かぶかもしれませんが、現在はスポーツ用のテープも多く販売されており、こちらも横幅の長さはもちろん、色なども多種多様に取り揃えられています。

ソックホルダーと同様に自分で長さを調整できるので、自身の足のサイズに合わせてつけられます。

但し、テーピングは基本使い捨てであるため、他の方法、用具よりは割高になることがデメリットです。

更に水に濡れると吸着力を失うため、試合や練習中に汗を大量にかくと剥がれ落ちやすくなってしまいます(最近のテープは濡れても吸着力が落ちにくいものも増えていますが)。

RxLのサッカーソックスのこだわり

R×Lは世界で初めて完成されたセパレートサッカーソックスを体系化(Leg Tool Separation System®考案)したフットボールクリエイターの角田壮監氏をR×Lフットボールテクニカルディレクターに迎え、サッカーソックスの開発を行っています。

LTSSの考えでは、サッカーシューズを選ぶようにサッカーソックスを選ぶことが重要です。

そのためにも従来のサッカーソックスの構造(足指先から膝下)を、ソックス(足指先から足首)とストッキング(足首から膝下)にセパレートすることで、競技者に最適なソックスとストッキングを選ぶと良いでしょう。

セパレートストッキングは競技者の脚(下腿部)の保護、すねあてを覆い隠す重要な用具です。

自分に合ったセパレートストッキングを選ぶのに足の長さ、幅、甲の高さは関係ないので、すねの長さとふくらはぎ周囲でセパレートストッキングを選ぶと良いでしょう。

セパレートソックスは従来のサッカーソックスのように一体化ではないので、自身の足の長さ、幅、甲の高さで選ぶことが出来るのもメリットです。

また、セパレートサッカーソックスにはテーピング用のテープがよく使用されていますが、残念ながらテーピング用のテープはソックスを止めるためには製造されていません。

そのためソックスのズレはもちろん、剥がれ、足首周辺へのストレスなどの不具合が生じてしまいます。

その課題を改善するのが、世界初のセパレートサッカーソックス専用のテープ式ソックス止め「サカストテープ」です。

Sold out

ソックスとストッキングを一体化するサッカーソックス専用テープ
テープでの剥がれや厳重な固定によるストレスを解消すべく、しっかり繊維に粘着し、横方向は固定力、縦方向は伸縮力性に富む構造を実現しました。

サイズ:フリー

ふくらはぎサイズで選べる

従来のサッカーソックスではどうしてもしっくりこない、足全体に馴染まないということが起こります。

特にふくらはぎのフィット感は重要であり、ふくらはぎを基準にサッカーソックスを選ぶとふくらはぎ以外の部分ではフィットしない、特に足の甲の部分がダボダボに感じる事が多々あります。

その理由は多くのサッカー選手は走り込みによってふくらはぎが鍛えられていて太くなることや、ふくらはぎを基準に選べるソックスが少ないためです。

しかし、セパレートタイプのソックスならば、すね、ふくらはぎの部分と足首より下の部分が分かれているため、ふくらはぎ基準でソックスを選べる、つまりはこの問題を解決出来るのです。

以上のことから、セパレートタイプのソックスをおススメしています。

RxLのサッカーソックス3選

プラクティスソックス(5本指)

最初におススメするのは、耐久性に優れたプラクティスソックスです。

Sold out

高耐久×滑り止め機能を搭載したミドル丈5本指ソックス

ナイロンをベースにした高耐久素材を採用。指先と足裏の一部に配置した特殊素材で滑り止め効果も実現。もちろん、R×L独自の超立体製法も健在。

サイズ:22-24cm / 24-2cm / 26-28cm(素足サイズ)

セパレートソックス(5本指)

次におススメするのは5本指のセパレートソックスです。

Sold out

スタンダードな履き心地。やや薄手5本指ソックス

一般的なサッカーソックスに比べてやや薄手の5本指モデル。特許技術の立体製法と、生地を薄く編み上げることでより裸足に近い履き心地。アンクル・ヒールロックで抜群の安定感を発揮。

サイズ:22-24cm / 24-2cm / 26-28cm(素足サイズ)

セパレートソックス(ラウンド)

最後におススメするのはラウンドのセパレートソックスです。

Sold out

スタンダードな履き心地。やや薄手ラウンドソックス

一般的なサッカーソックスに比べてやや薄手のラウンド型モデル。特許技術の立体製法と、生地を薄く編み上げることでより裸足に近い履き心地。アンクル・ヒールロックで抜群の安定感を発揮。

サイズ:22-24cm / 24-2cm / 26-28cm(素足サイズ)

まとめ

試合中や練習中に関わらず、サッカーソックスがズレ落ちる悩みはサッカープレイヤーなら誰もが抱える悩みであり、その解決方法も多数あります。

総合的にみて一番おススメの方法はセパレートタイプのソックスを使う、履くことですが、ショートソックスやテーピングなども使わなければならないので時間的な手間や金銭的コストもかかってしまう上に、大会や試合だけでなくチームとしてもその履き方が許可されない場合もあるでしょう。

そのような場合はこの記事で解説したように、その他の履き方、用具を使ってシーンによって使い分けると良いでしょう。

サッカーソックスをスマートに履いて、あなたのサッカーも洗練されるよう、充実したものにしていきましょう!

厚みがあるサッカーソックスを履くメリット、デメリット。
サッカーソックスの厚みについて考えたことはありますか?
サッカーのソックスを選ぶ時には色やメーカー、値段で選ぶ方が多いかと思いますが、「厚み」に着目して選ぶ方法をご紹介します。

薄いサッカーソックスでボールコントロールは変わるのか?
ボールコントロールを習得するには、どういった練習が必要なのでしょうか?また、シューズやソックスといった用具の側面からはどのような工夫が必要なのでしょうか?R×Lフットボールテクニカルディレクターの角田壮監氏にお話しを伺いました。

サッカーシューズの素足感覚を邪魔するのは?
「いいスパイク(サッカーシューズ)の条件はなんだろう?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
R×Lフットボールテクニカルディレクターの角田壮監氏(KAKU SPORTS OFFICE)にお伺いしてみたいと思います。

SOCKS RANKING

Sold out

Sold out

Sold out

Sold out

Sold out

WEAR & ACCESSORY RANKING

Sold out

Sold out

Sold out

Sold out

Sold out

R×L冬のRUNスタイル

寒い季節の定番!R×Lメリノグローブ

R×L MERINOオールラインナップ

EVOシリーズ初のロング丈モデル


ソックスを見つける

ランニング  →コレクションを見る

走りにフィットするハーフタイツ

ストレスフリーな履き心地のロングタイツ

ランでも日常でも!万能マルチグローブ

【暖かい!】マルチグローブ+防風フード

 

R×L MERINO史上、最高の心地よさ

破けにくくなったメリノソックス(滑止め無し)

WILDDRY & スタイリッシュなデニムパンツ

WILDDRY & スタイリッシュなデニムパンツ

バイク  →コレクションを見る

BIKEのメリノウールソックスに新色登場

進化したFIT感!FITシリーズ第二世代

FITシリーズにフルフィンガーモデル登場

進化したFIT感!FITシリーズ第二世代

フットボール  →コレクションを見る

形状・厚さから自分のモデルを選ぶ

専用セパレートストッキング

トレイルランニング  →コレクションを見る

上田瑠偉モデル 限定カラー

メリノ100%・究極のアンダーウェア

汗冷えしない!暖かい・軽い!メリノTシャツ

ウルトラマラソン  →コレクションを見る

【足つり防止】筋肉疲労軽減サポーター

【1cm刻み】究極の素足感覚

ウルトラマラソン着用&携行アイテム選びのポイント