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プロランナー吉田香織の「絶対に失敗しない」レース当日朝ルーティン。起床からスタートまで全公開
いよいよ今週末は東京でビッグレース。これまで積み上げてきた練習の成果を出し切りたい一方で、「当日の朝、何を食べればいい?」「準備で失敗したらどうしよう……」と不安を感じている方も多いはず。
今回は、数多くの国際大会を経験してきたプロランナー・吉田香織選手に、スタートラインに立つまでの「鉄壁のルーティン」を伺いました。プロが実践する“失敗しないための整え方”を完全公開します。
起床から始まる「整える時間」
R×L編集部: 吉田さん、今日のお題は「レース当日の朝」です。特に大型マラソンを控えたランナーは緊張していると思いますが、吉田さんは朝をどう捉えていますか?
吉田選手:私は、当日の朝を「今日は42.195kmを走るんだ、という覚悟を決める時間」だと思っています。何度経験しても同じ朝はありませんが、だからこそ自分を一定の状態に“整える”作業が重要なんです。
R×L編集部: 具体的に、目覚めて最初にすることは?
吉田選手:まず深呼吸を3回して、15秒間脈拍を測ります。心拍を急に上げず、体をゆっくり起こしていくんです。そのあと、冷たい水で洗顔します。手を冷やすことで物理的に脳を眠気から覚まします。とにかく「焦らない」ことが最初の準備ですね。
朝食の鉄則:「実験」は絶対にしない
R×L編集部: ランナーが一番悩む「朝食」について教えてください。
吉田選手:基本は「白米・味噌汁・少量の卵・バナナ」です。炭水化物をしっかり摂り、温かい汁物で内臓を温める。卵は少しの油脂で腹持ちを良くするため、バナナは足攣り予防のカリウム摂取ですね。
R×L編集部: 逆に、絶対に食べないものはありますか?
吉田選手:「初めての食品」「脂っこいもの」「食物繊維が多すぎるもの」「刺激物」。これらは絶対に避けます。鉄則は、本番で“実験”をしないこと。本番はこれまでの成果を出す場であって、新しいことを試す場ではありません。
R×L編集部: カフェインやサプリはどうでしょう?
吉田選手:私はカフェインを使います。マラソンって脳にとっては実は単調な作業。高速道路をずっと運転していると眠くなるのと同じ状態になるので、そこにカフェインを投入して脳を覚醒させます。ただ、これも「練習で試していること」が絶対条件です。
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「90分前の会場入り」が心に余裕を作る
R×L編集部: 会場にはどれくらい前に入りますか?
吉田選手:スタート90分前には入ります。トイレ、着替え、荷物預け……マンモス大会は予想以上に時間が溶けます。ギリギリになると心拍数が上がって無駄なエネルギーを使うので、「心を落ち着かせるための余白」として90分は必要です。
R×L編集部: アップの内容で意識していることは?
吉田選手:フルマラソンは持久戦なので、アップで疲れちゃダメ。10〜15分の軽いジョグ、動的ストレッチ、あとは100mの流しを2〜3本。「上げすぎない」「疲れない」のが吉田流です。
装備の1mmが、30km過ぎの明暗を分ける
R×L編集部: R×Lとしても気になる「装備」について。吉田さんが最も重視しているポイントは?
吉田選手:「いつも通りであること」に尽きますね。実は昔、ホノルルマラソンでお土産に買った新品の大会記念ソックスを、嬉しくて本番でいきなり履いたことがあったんです。結果は……後半にひどいマメができて、大失速。
R×L編集部: プロでもそんな失敗があるんですね。
吉田選手:はい。42kmという距離では、わずか1mmのズレや違和感が、後半に大きなダメージとなって跳ね返ってくるんです。だからこそ、肌に一番近いソックスは、絶対に信頼できるものを履きます。
R×L編集部: 具体的にソックスに求める機能は?
吉田選手:長時間走ってもズレないこと、足指が自由に使えること、汗をかいても滑らないこと。足元の安定は、そのままメンタルの安定に直結します。 私は新品のソックスでも、一度洗濯して「糊」を落としてから本番に挑みますよ。
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スタートラインでは「思考を2つに絞る」
R×L編集部: いよいよ号砲直前。独特の緊張感に飲み込まれないコツはありますか?
吉田選手:考えることを2つだけに絞ります。「今日の設定タイム(目標)」と「最初の5kmを冷静に抑えること」。周りのランナーやアナウンスに気を取られず、とにかく自分だけに集中します。
R×L編集部: 最後に、今週末レースに挑むランナーへメッセージをお願いします。
吉田選手:当日の朝に不安があるのは、あなたがこれまで真剣に練習してきた証拠です。特別なことは何も必要ありません。食べ慣れたものを食べ、履き慣れたシューズとソックスで、静かにスタートラインに立ってください。レースは奇跡を起こす場所ではなく、積み重ねたものを形にする場所。あとはあなたの42.195kmを走るだけです。
ベストを尽くしてきましょう。いってらっしゃい!
【編集部おすすめ】フルマラソンを走り抜くための「足元」準備
吉田選手も語る通り、フルマラソンにおいてソックス選びは勝敗を分ける重要なポイントです。
R×Lでは、トップ選手も愛用する「素足感覚」と「ズレない」を追求したソックスを展開しています。
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