レフェリーもサッカーシューズを履かなければいけないのだろうか?

レフェリーもサッカーシューズを履かなければいけないのだろうか?

皆さん、こちらの方々の存在をご存知でしょうか?

https://twitter.com/FA_PGMOL/status/1612437414030766080

試合を円滑に進めるべく動く「競技と競技規則の精神」に基づき判定を行うレフェリーの方々です。
そんなレフェリーですが、ぱっと見選手と変わらない服装です。
ボールを蹴ることもないにも関わらず、ソックスやシューズまで選手と同様のものを着用しているように見えます。
一体なぜなのか、R×Lフットボールテクニカルディレクターの角田壮監氏(KAKU SPORTS OFFICE)にお伺いしてみたいと思います。


レフェリーも「サッカー動作」

ーーレフェリーがサッカー選手と同じような格好をしているのはなぜなのでしょうか?

角田サッカー選手の服装の場合は、国際サッカー評議会(International Football Association Board)で制定されたサッカー競技規則第4条の第2項で以下のように定められています。

 

第4条 競技者の用具 

  1. 基本的な用具

競技者が身につけなければならない基本的な用具は、次のものであり、それぞれに個別のものである。

・袖のあるシャツ

・ショーツ

・ソックス – テープもしくはその他の材質のものを貼りつける、または外部に着用する場合、着用する、または覆う部分のソックスの色と同じものでなければならない。

・すね当て – 適切な材質でできていて、それ相応に保護することができ、ソックスで覆われていなければならない。

・靴

(https://www.jfa.jp/laws/soccer/2021_22/)

 

一方で、ご存知の方もいるかもしれませんが、レフェリーの服装については、サッカーの競技規則ではなく、(公財)日本サッカー協会の審判員及び審判指導者等に関する規則で以下のように定められています。

 

審判員及び審判指導者等に関する規則

第4節 審判員の義務

第14条 〔服装等〕 審判員の服装は、シャツ、ショーツ及びソックスのいずれも黒色であることを基本とするが、シャツに ついては他の色のものを着用することも認める。

ただし、いずれの場合も、競技者の服装と明確に区別できる色で、かつ、当該試合を担当する審判員の服装が統一されていることを原則とする。

(https://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/br23.pdf)

 

サッカー選手と同じようにシャツ、ショーツ及びソックスは必ず着用しなけれなならず、審判員は色も定められています。レフェリーのみならず、審判員の服装はこのように決められています。

ーーなるほど、レフェリーのシューズも、選手と同じようなシューズに見えますがそこまで同じようなものである必要があるのでしょうか?

角田:レフェリー・アシスタントレフェリーは、ボールを蹴ることはないですが、選手と同じようにピッチコンディションに適したアウトソールのサッカーシューズを履くことで安全で効率よく走ることや停止することができます。各国リーグや国際試合など芝生で行われる試合では、レフェリー・アシスタントレフェリーは必ずと言っていいほどサッカースパイクを履いていますので、興味のある方は確認してみてください。

シューズ選びについては、まずはシューズを使用するピッチ(グラウンド)に適したアウターソールを選択します

フットボールシーンでは次のピッチがあります。

HG硬いピッチ(ハードグラウンド)
FG 短い天然芝ピッチ(ファームグランド) 
AG人工芝ピッチ(アーティフィシャルグラス) 
SG地盤の柔らかいピッチ 滑りやすいピッチ(ソフトグラウンド) 
TF硬い地盤の土や人工芝ピッチ(ターフグラウンド) 

アウターソールの種類はピッチ状態の英語イニシャル二文字から付けられることが主ですので、今一度ご自身が良く使用するピッチとアウターソールを確認してみてください。

続いて、使用するピッチに適したアウターソールから自分の足型に適したアッパー(足表面)の素材やフィッティングを見つけます。

アッパー(足表面)の素材やフィッティングにおける重要な要素は主に以下のようなものがあります。

アッパー(足表面)素材
① カンガルー革
② 牛革
③ 人工皮革
④ ニット素材

 

フィッティング
① 足長(レングス):足の長さcm
② 足幅(ワイズ):横幅 E
③ 踵
④ 甲の高さ

これらが基本的なシューズ選びの要素です。この要素を抑えつつ、いくつかの候補となるスパイクを試履することが大切です。アウターソールの確定後に求めるのは「素足感覚」の履き心地のよいシューズをおすすめします。

シューズは、ピッチの状態に適したアウターソールで安全且つ効率よく走れるシューズを選びます。走りやすさということでランニングシューズを選択してしまうとピッチ状態によっては滑ってしまいます。また、柔らかさや軽さ、通気性だけでアッパー(足の表面を覆う部分)をメッシュ生地にすると、ピッチが濡れていたり、芝生のピッチの場合は湿っているとシューズ内も濡れたり、湿ってしまいます。試合を行うピッチ状態に適したシューズ選び、参考にしてください

ーー思い返してみると、アシスタントレフェリーの動きも、上下への動きや素早い攻守の切り替えに対応する切り返しなどすごいですよね。

角田:そのとおりです。現代サッカーのサイドのエリアはゲームの主導権争いの主戦場ともいえます。
アシスタントレフェリーは、高度な駆け引きを繰り返す最終ライン(オフサイドライン)にポジションをとりながらボールがタッチラインやゴールラインを越えてフィールドの外に出たことと再開方法(スローインやゴールキックorコーナーキック)をレフェリーに伝えます。
また、オフサイドや反則が行われた際の再開場所や再開方法などもレフェリーに知らせることが役割です。技術的に優れたサイドアタッカーとダイナミックな上下動を繰り返すサイドバックとのハイレベルなデュエルで起きる反則の有無の監視や、高度な駆け引きを繰り返す最終ライン(オフサイドライン)の攻防も監視します。常にゲームで起きている事象を監視するためには、視野を確保しながらの走りが重要になります。

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サッカーは、走るスポーツ

偉大なるサッカー指導者、名将イビチャ・オシム氏は、「考えて走ること」の重要性を日本サッカーに提言し実践しました。

ジェフユナイテッド市原・千葉は、イビチャ・オシム氏の指導のもと考えて走るサッカーによって飛躍的な成長を成し遂げます。

この現象は大きな話題になり「考えて走ること(クリエイティブな走り)」の価値が高まり、日本サッカーの競技力向上に大きな影響を与えました。サッカーでのプレーのクオリティーの本質は、ボール扱いだけでなく意図のあるランニングにあります。

そして、極限まで戦う意志と意欲も「走り」に表現されますので、サッカーの見方のひとつとして選手の「クリエイティブな走り」に注目してください。Jリーグ公式サイトでは、J1リーグの選手やチームの走行距離スプリント回数 を公表していますので、日本のトップ選手の走りを数字でも確認してみてください。

日本サッカーの「クリエイティブな走り」の量、強度の向上が競技力向上に大きく影響していることをお伝えしましたが、競技力が向上したゲームに適応しているレフェリー・アシスタントレフェリーもトッププレイヤー級の走りや動きをしているということでもあります。

ピッチに適したアウターソールでランニングに関するハイスペックなサッカーシューズを履かなければ、近代フットボールのプレーについていくことはできないかもしれないですね。

 


少年サッカーのレフェリーのシューズ

ーーなるほど、昨今では、地域の少年サッカーなどでコーチや保護者でレフェリーを担うことがあるという方もいらっしゃるかと思います。レフェリーはシューズやソックスをどのように選ぶべきなのでしょうか。

角田:育成年代では、レフェリー・アシスタントレフェリーを各チームのコーチが相互で担当したり、保護者が審判資格を取得しお手伝いとして子供たちの活動を支えていることもあります。シューズ選びは、前述と大きく変わることはなくピッチに適したソール、走りやすさ、素足感覚の履き心地で選ぶことをおすすめします。ジュニア年代でもU10以下の試合や、ビギナープレイヤーの試合では、状況を把握しながらプレーすることに慣れていないお子さんの足を踏んでしまうことの心配から芝生やぬかるんだ滑りやすいピッチでなければラバーのターフソール(TF)がおすすめです。自身の安全に加え選手の安全などからシューズを選ぶということもポイントです。


レフェリー・アシスタントレフェリーのソックス

シューズ選びと合わせてシューズを素足感覚で着用するために足とシューズの最適化を図るためのソックスを選ぶことも大切です。レフェリー・アシスタントレフェリーにもサッカーシューズを選ぶようにサッカーソックスを選んでいただき、よく走り、よく動き、事象を的確な位置で監視することによって選手、両チームや観衆からの信頼を獲得し、最高のゲームコントロールという勝利が増えていくことを期待しています。
レフェリー・アシスタントレフェリーも、ゲーム中の走りやすさ、動きやすさを考えるとシューズを履いた足が素足感覚であることが望ましいです。シューズを履いた足を素足感覚にするには、シューズと足の間に存在するソックスの役割が重要になります。その役割を果たすには、以下の4つの品質で選ぶことが必要です。

  1. 靴内の肌の保護と着用時の肌触り
  2. たるみ・ずれ・ずり落ちなし(左右別)
  3. 運動に適切な伸縮と耐久性
  4. 調湿調温
RxLコレクションでは、レフェリー・アシスタントレフェリー向けに完成されたセパレートサッカーソックスの仕組み(LTSS)の構成要素となるセパレートソックスとセパレートストッキングを供給しています。セパレートソックスは、足とシューズの最適化を図るために『素足感覚』の品質をベースに厚みと指先型式が違う4アイテム。さらに耐久性と丈の長さが違う1アイテムに黒色を用意しています。セパレートストッキングは、圧倒的な『素脚感覚』で ズレない、たるまない、窮屈じゃない​、美しい、ソックス止めテープが不要な品質で供給しています。
 

レフェリーにおススメのR×Lアイテム

段階着圧インナーストッキング

ふくらはぎの筋肉系のトラブルのリスクを軽減したり、疲労軽減、疲労回復に効果がある段階着圧のコンプレッションゲイター(Buenos Aires)です。
近代フットボールの広範囲にわたるスピーディーなボールと人の動きに対応するレフェリー、アシスタントレフェリーの走りは、ゲームのクオリティを保つのに重要な要素となっています。このコンプレッションゲーターは、ウルトラマラソン、トレイルランといった過酷なレースのトップランナーの使用実績から信頼の高いことからLTSSのインナーストッキングとして提案しています。

段階着圧ハイソックス

さらに、ふくらはぎの形に合わせた特殊段階編立 ハイソックス(5本指) を紹介します。

RxLソックスのフットボールディレクターとしてレフェリー・アシスタントレフェリーのパフォーマンスとコンディショニングの両面で注目しているランニングハイソックスです。

レガース(すね当て)を着用する必要がないレフェリー・アシスタントレフェリーにピッタリのコスパのよい段階着圧設計の5本指ハイソックスです。サッカーのレフェリー・アシスタントレフェリーで定められている黒色を使用することで1級、2級資格のアクティブレフェリーをはじめ、週末のジュニアサッカーを支えるボランティアレフェリーにも喜んでいただける品質、価格になっています。公式戦でコーチをしながら帯同審判としての役割を担う地域クラブの指導者にもおすすめのソックスです。 

完成されたセパレートサッカーソックス

R×Lは世界で初めて完成されたセパレートサッカーソックスを体系化(Leg Tool Separation System®考案)したフットボールクリエイターの角田壮監氏をR×Lフットボールテクニカルディレクターに迎え、サッカーソックスの開発を行っています。

完成されたセパレートサッカーソックスの仕組み(LTSS)では、RxLコレクションとしてレフェリー、アシスタントレフェリーのためのサッカー選手に供給するセパレートソックスとして厚みと指先型式が違う4アイテムと耐久性と丈違いの1アイテムに黒色を用意しています。

また、セパレートストッキングについては長さレギュラーサイズ、太さスタンダードタイプで黒を展開しています。セパレートソックス(短いソックス)とセパレートストッキングに分けて着用することで、レフェリー活動とお子さんの試合を観戦する装いを分けることも容易になる便利さも感じていただけると思います。

タグ: LTSS, サッカー

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