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夏こそ靴下を見直してみては?暑い季節のランニングソックスの選び方
ランニングをする際、夏と冬で着るものを変えるか?と聞かれれば、ほとんどの方は変えると答えると思います。
では、『ランニングソックス』はどうでしょう?
普段の生活であれば、夏は裸足にサンダル!という方も多いと思いますが、ランニングではそうはいきません。
では、夏はどういった靴下がいいのでしょうか?本コラムでは、夏におすすめのランニングソックスの選び方について紹介させていただきます。
形状で選ぶ~5本指?ラウンド?~
靴下の形状は、「5本指タイプ」か「ラウンドタイプ」のどちらがいいか?とよく聞かれますが、これは正直、好みです。
5本指ソックスはソックスがシューズの中で動きにくいので、過去にマメができたことがあるランナーなどにお勧めです。また指の間にマメが出来てしまう人にも効果がある場合がありますし、指股の汗の処理もしてくれるのも蒸れ感も感じにくいです。
一方、ラウンドタイプは一般的にどなたでもお勧めできますが、R×Lの場合は全てつま先がシューズと同じような左右別製法ですので左右の履き間違いに注意してください。
こと夏に関しては、汗の処理に優れた5本指ソックスの方を好んで履かれるランナーが多いようです。
ただし、5本指ソックスは注意も必要です。
一般的にはシューズは実足寸法+1㎝くらいで購入されている方が多いと思います。
それでも5本指タイプを履いてシューズを履くと窮屈に感じる事があります。5本指ソックスは、4つの指股の間にトータル8枚の生地が挟まります。そのため指が開く効果や、指間の汗を吸ってくれたり、指の擦れを防いでくれたりします。
しかしその指間の生地によってシューズがキツくなる事があります。それでは、せっかくの5本指ソックスも機能しません。
この場合はシューズのサイズを変更する必要もありますので購入前にはシューズとのフィッティングを試す事をおすすめします。
素材で選ぶ~季節によって変えるべき?~
ランニングソックスには、多種多様な素材が使われています。
主に使用される素材は、以下の4タイプ。どれもスポーツ用に作られているため一番重要なのは、シューズと足との相性となります。
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綿×アクリルor ポリエステル
一般的にジョギングからマラソンまで汎用性が高い
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ウール
長い時間や距離、雨天、多汗な季節、冬
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和紙糸
夏、雨天
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ナイロンor ポリエステル
フィット感が高いので距離が短い種目
夏に特におすすめなのは、「和紙糸」を使用したランニングソックスです。
和紙糸は、綿に比べ2倍の吸水性と、1.4倍の速乾性があり、肌面は抜群のドライ感があります。
汗をかきやすい夏でも快適に着用できると思います。また、その特性から梅雨の季節にもおすすめです。
また、冬の素材と思われがちなウール素材も実は年中おすすめしています。
特にメリノウールは、調温性・調湿性に優れており、柔らかいのに腰のあるクッション性が持続する特徴があります。
さらに水分を素早く吸収しスケールと呼ばれる表面の内側に水分が移動するので、肌面は汗をかいても濡れた感じがしない特徴があります。
是非、夏にも試して頂きたい素材です。
丈で選ぶ~ショート丈?ミドル丈?ロング丈?~
では、丈についてはどうでしょう?
一般的にソックスの丈は、「ショート丈」「ミドル丈」「ロング丈」の3タイプです。
こちらも結論としては、好みとなります。
しかし、夏だからといってショート丈がおすすめというわけではありません。
ハイソックスはふくらはぎをサポートする役割をする商品も多いので長時間走る時にはお勧めです。
逆に丈が短くなればなるほどふくらはぎのサポートが減る代わり、足さばきが自然に近くなり、暑さで脚に水を掛けたりする場合ハイソックスは重く感じる事もあるのでショート丈がお勧めです。
丈の違いによるそれぞれのメリットは以下になります。
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ショート丈
足の可動域を自然に動かしやすい。
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ミドル丈
足首の保護と安定感があります。ロングタイツやゲイターとの間の隙間も無くなるので、日焼け対策にもおすすめです。
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ロング丈
ソックス自体にふくらはぎの着圧機能が欲しいランナー向け。
厚みで選ぶ~夏は薄手がいい?~
夏だから薄手のランニングソックスがいいのでは?と思うランナーも多いと思います。ただ、他の項にもあるように、スポーツ用の靴下は通常のソックスよりも吸汗速乾性などに優れているので、暑さで厚みを変える必要はないと思います。
それよりは、普段から走る時に使用しているソックスの厚みとシューズとのフィッティングを重要視して厚み選びをして頂きたいですね。
ソックスは、厚ければ厚いほどクッション性がありますので足へのダメージに不安がある方にお勧め。
薄地は蹴る時に力をロスなくダイレクトに地面に伝えたい人にお勧めです。
最近の厚底カーボンシューズは特に薄地で素足感覚に近いタイプがお勧めです。
【R×Lの素足感覚ソックス】
>>Type-G ランニング グリップ ソックス(5本指) TF-2000
>>Type-TF トラック&フィールド専用 グリップ ソックス(5本指) RNS5001G
>>Type-ZERO ランニングソックス(5本指) RA-1001
>>レーシング グリップ ソックス(ラウンド) TRR-20R
耐久性は厚みに原則比例します。
そしてソックスの厚みはソックスの形状選びと同じくらいに重要です。
厚みはシューズとのフィッティングに何より大きな影響があるからです。
その為には、すでにランニングソックスを持っていたり、既に使っているソックスがある場合は、そのソックスを「履いた時の厚み」を覚えておくことが大事です。
伸ばして履くソックスは、どのくらい伸ばすかで「履いた時の厚み」が変わります。履いていない状態のソックスと履いた状態のソックスで、違和感を感じる場合は、これが原因です。
フィッティングはシューレースで微調整が可能ですがソックスの厚みが変わる事で足のサイズが足長で2~6㎜、足囲で3~7㎜変わる事があります。
数字だけ見るとその程度かと思われますが、シューズのサイズ展開は5㎜間隔ですからソックスの厚みだけでシューズのサイズが変わる可能性がある事を頭に入れておきたいです。
すでに気に入っているソックスがあったらその形状だけでなく「履いた時の厚み」も覚えておくと良いと思います。
その他機能で選ぶ
夏は、非常に汗のかきやすい季節です。他の項にもありますが、ランニングソックスはどれも吸汗速乾性には優れた素材を使っている物が多いです。
その他にはアーチ下がりに不安のある方にはアーチサポート機能や、足へピッタリのサイズを見つけられるような1㎝刻みのソックスなどもあります。
靴下選びの際はこのようにご自身に合ったタイプを見つけて履くと、足への負担を大幅に減らす事も可能になります。
>>LIFT ランニング アーチサポート ソックス(5本指) RA-3001
>>【1cm刻み】SUNADA ウルトラマラソン専用 ランニング ソックス一覧
カラーで選ぶ
夏は、冬に比べて足元の露出も高くなります。黒や紺などの暗めのカラーリングの靴下は見た目にも重く感じますのでここは是非、明るめのカラーリングを取り入れて軽やかに走りましょう。
R×Lのランニングソックスは、最大13色展開とカラーバリエーションも豊富です。女性向けのカラーも多数ご用意しています。形状や素材だけでなく、カラーやデザインで選んでみるのも楽しいのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?結論としては、季節によってランニングソックスを変える事で楽しく走るきっかけにもなりそうですが、季節、距離、時間、場所、天気、自分が重要視する事を大事にソックス選びをする事で快適なランニングやレースになるでしょう。
実はシューズより履き心地の差が分かりにくいのでソックス選びは難しいと言われています。でもあなたのシーンにあったソックスが必ずありますのでぜひ色々試してみて下さい。
夏走るのにお勧めな組み合わせを具体的にまとめてみました。
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形状は5本指
⇒指の間の汗も吸収しやすい
>>R×L5本指ソックス一覧
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素材は和紙糸
⇒汗をかいてもドライ感が保てる
>>R×L和紙素材ソックス一覧 -
丈はミドル
⇒足首の保護。ロングスパッツやゲイターとの間の隙間をなくし、日焼け防止の役割にもなる - 厚みはシューズとのフィッティング重視
- 自分に必要な機能を探してみる
- 明るめのカラーリングで楽しく